Dec 19, 2015

for chrismas #5



for chrismas #5
MEGANE ROCKのメガネ
『毎日使うモノだから焦らずじっくり選んで欲しい。
探すヒトと選ばれるモノがお互いに良い出会いとなるように。
日々の生活をより豊かにしてくれる。そんな存在になって欲しい。そして、メガネをもっと楽しんで欲しい。』
そんな思いが込められているメガネロックのメガネ達。
デザイナーであり職人でもある雨田さんは福井県鯖江市で7年の修行を経て2014年にMEGANE ROCKを立ち上げました。

素材はすべてセルロイド。
セルフレームの語源はここから。
一般的に普及しているセルフレームのほとんどがアセテートと呼ばれる石油系のプラスチック。

同じプラスチックの一種でもセルロイドは石油から造るプラスチックと違い、天然のものから造られる天然樹脂であるため、何年か寝かせることにより、乾燥し、非常に固く弾力性に富む性質を持ち、かつ土に還る天然素材。

アセテートで造られたメガネのテンプルの部分には、殆どといっていいほど金属の「芯」が入っています。これはアセテートが強度的に不足しているため補助材として利用されているためで透かしてみるとやっぱりちょっと美しくない。

一方、セルロイドは古くから使われていた素材ではあったが、材質的に固く加工が大変なため大量生産に向かず、材自体に可燃性があるため次第に使われなくなっていったそう。

セルロイドの美しい艶としなやかな質感は職人の”磨き”の繰り返しによってその持ち味が引き出されるとのこと。
職人の経験がなせる技術と惜しみない手間から生まれるものはやはり美しい。
日本が誇るこういった技術もメガネ業界に関わらず後継者不足などでどんどん失われているのが現状。それを受け継ぎメガネの楽しさも伝えている雨田さん。
そういう部分でもMEGANE ROCKに出会えた嬉しさがぼくはある。


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