Apr 19, 2013

HASAMI PORCELAIN。


本日はなかなか終わりきらない冬を感じる雪模様の東川町。
残雪こそなくなりつつあるものの、陽気は依然としてまだまだ春遠しです。

初入荷となったHASAMI PORCELAIN。
日本有数の窯業の盛んな地、長崎県波佐見町で、古くから伝統的に

製造されてきた磁器たちを篠本拓宏(tortoise)氏ののディレクションにより、
現代のコンセプトで革新する新しいテーブルウェアにすべく、
スタートしたプロジェクトです。

約400年前の江戸時代につくられはじめた磁器は、

当時から日本各地はもとより、長崎港を経てヨーロッパへも出荷されました。
早くから量産体制が整えられたため、日用の食器としての確かな質と価格を
実現したことがよく知られています。
その豊かな伝統は、現代まで脈々と受け継がれてきたものなのです。

HASAMI PORCELAINの魅力ひとつは、器が手や口に触れた時の感覚。
陶器に比べて引き締まったシャープさがあり、優しく有機的な感触が心地よい点。
さらにHASAMI PORCELAINの素地は、

天然の天草陶石からつくられる磁器の原料に、独自の比率で陶土を混ぜたもので、
ありのままの素材感を生かす釉薬が配合されています。

器のサイズに関しても、一定のモジュールに従って作られていて、
マグカップ、ボウル、トレイなど個々のアイテムが共通の直径で、

デザインされているため、自由なスタッキングが可能で、
収納時や運搬時も無駄がないよう製作されています。
さらに、トレイがボウルのフタになり、単体では大型のプレートとしても

使えるように、多機能性も備わっている点も素晴らしいところです。

まずはお店でひとつお手に取って欲しい器です。
ぜひ見にいらして下さい。


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